経済リポート 2017(平成29年)1月20日号に掲載されました。

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床下断熱の新商材を発売

～通年商材で需要拡大に～

シロアリなど害虫駆除業の㈱三原三共アメニティは床下断熱工法の新サービス
「ヒートマジック」を発売するなど、冬時期の受注拡大を図っていく。
同社は白蟻などの害虫駆除を主力にしており、害虫が発生し易い夏時期が繁忙期だが、
通年で受注が出来る鳥害対策のバードブロックなどの商材開発を積極化するなどで、
年間での安定受注を獲得していく。

同社は三井化学アグロ㈱の代理店として最高ランク「Ａ」を受け、15年開設の
愛媛営業所ではエリア拡大含め、管轄全エリアでの営業を推進している。
主力は白蟻などの害虫駆除サービスだが、冬時期などの閑散期にも安定受注を
獲得しようと、新商材を投入している。

新発売の「ヒートマジック」はポリオールとイソシアネートのウレタン質の素材を
床下に噴射し、５ｃｍの厚さで覆い、床下からの室内へのすきま風を防ぎ、
断熱性能を向上させる。すきま風を断絶することで、冬場は冷え対策に、
夏場は冷房での冷気を逃がさない効果があると言う。
主に住宅リフォーム工事での利用を提案し、価格は１㎡８千円前後。

同社ではヒートマジックやバードブロック、床下点検など、冬場向けの商品群を拡充し、
ヒートマジックは床下点検での提案を促進していく考えだ。

沖迫義樹副社長は「空き家の利活用が社会問題化する中、リフォーム工事は
伸びる傾向にあり、ヒートマジックにも期待したい」と抱負を語った。